ビールブログ

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第3回電王戦第3局

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第3局は大阪開催だというので、なんとなく大盤解説会の抽選に申し込んだら当たってしまった。
ということでいま観戦に来ている。

(10:17) 横歩取りの将棋になった。5手目▲2五歩に豊島七段の強い意志を感じる。YSSは横歩を取られたあたりから一手に時間を使うようになった。進行は定跡通りなので、豊島七段はノータイムで指している。

(10:33) YSSの意表を突く手△6二玉に、豊島七段はノータイムの▲3三角成。研究済み局面のようだ。角交換後に▲2一角と打ち込んで、これは激しい将棋になりそう。

(11:38) ゲストに吉本新喜劇座長の小藪さんが登場。さすがプロ、話がうまい。芸人を将棋解説に起用するのは実は好手なんではないか。
小藪さんは、会館で5級、将棋ウォーズで1級の実力だそうで。俺より全然上である。つい先日のニコ生企画で、ponanzaと2枚落ちの将棋を指して勝っているそうだ。

(12:10) 野口-小藪の名解説で、あっという間に午前が終了。将棋の分かる芸人を聞き手に配しての解説は本当に良い組み合わせだった。
局面はまだまだ難解な模様。午後は一手一手が長くなりそうだ。

(14:23) 再開後の一手は▲3九金。龍の捕獲を狙った手で、△1九龍▲2九金△同龍▲同金と進んで、さすがに先手優勢かponanzaの評価値は800〜900あたりで先手有利としている。

(14:50) 52手目△1四金に会場からどよめきが。龍が逃げたら打った金が遊んでしまい、いかにも悪手という手。狙いがよくわからない。ponanzaの評価値は2000を超えた。
そしてここでおやつタイム。

(16:17) 先手が二枚龍で後手陣に迫る。大駒がすべて先手の手にあり、後手からは攻めの手がかりがない。逆転はしにくい形か。さすがに会場の空気もリラックスしている。ponanzaの評価値は3711で先手有利。

(16:45) 大盤解説では夕食休憩に入るだろうと予想していたところ、突然のYSS投了。

(19:45) もろもろ終わって帰りの電車の中。どっと疲れが出てる。さすがに1日掛かりだと観戦も体力使うね。
投了は、開発者の山下さんがタオルを投げたということだった模様。あの瞬間は、すぐの詰みはない状況だったので会場も騒然となっていた。投了図を見計らっていたとのこと。コンピュータは投了図とかを気にせず、詰まされる(か、必死がかかるとか)まで指しつづけるから、仕方ないといえば仕方ないのかな。